LGBTフレンドリーな企業の見分け方は3つある?ゲイの視点から考えてみました

こんにちは。カズマです。こちらの記事ではLGBTフレンドリー企業の見つけ方について私が実践した方法を紹介します。

長かった就職活動が終わりました。

途中から職場でのカミングアウトを前提に就活をしていましたが、いわゆるLGBTフレンドリー企業を探すのは本当に大変でした。。。

それは、

私自身がLGBTフレンドリー企業というものを「差別禁止規定」や「福利厚生の同姓パートナーへの適用」といった目に見える形での取り組みでしか判断していなかったがために、「自分にとってのフレンドリーな企業」というものを見落としていたからです。

「自分フレンドリー」とは一体どういうことなのか?

この話の詳しい内容については別の記事で書いてます。
LGBTフレンドリー企業についてもう一度考えるいい機会になると思います。

今回の記事を紹介するうえでのLGBTフレンドリーの定義の土台にもなっているので、ぜひ読んでみてくださいな。

今回の記事では、上の記事で説明した内容に関連して、

ゲイである私の就活生としての経験から、皆さんそれぞれにとってのLGBTフレンドリーを見つけられる方法をシェアしたいなと思っています。

まぁ、どちらかというとゲイフレンドリーと表現したほうが近いかもしれませんが、、。

LGBTフレンドリーな企業を判断するために私が実践した方法

主な悩みとして私が抱えていたのは、

  • LGBTフレンドリーな企業の見分け方がわからない
  • 実際にどんな取り組みがあるのかわからない/情報が少ない
  • 取り組みをしている企業の絶対数が少ない

といった感じでした。

そこで、先ほど紹介した「自分フレンドリーな企業」に沿って就活を考え直してみました。
その結果たどり着いた私なりのLGBTフレンドリーな企業を見分ける視点は以下の3つです。

  • 実績:LGBTフレンドリーな企業ってどうやって決められるのかを知る(LGBT指標や会社のLGBT研修、福利厚生などの視覚化されてる部分)
  • 働く人:指標や会社の制度以外で判断できる要素を知る(社風、年代、会社の評判など)
  • 業界・仕事:仕事の内容や業界によって関わる人たちを考える(客層、年齢層、性格など)

順を追って説明していきます。

実績で判断する

企業のLGBTへの取り組み写真

PRIDE指標(任意団体workwithPride)を参考にする

work with Prideは、LGBTなどのセクシュアルマイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体です。

work with Prideは、社内・職場でのLGBTへの取り組みを評価するための指標として「PRIDE指標」を策定しています。指標は5つあります。

  1. Policy:行動宣言
  2. Representation:当事者コミュニティ
  3. Inspiration:啓発活動
  4. Development:人事制度、プログラム
  5. Engagement/Empowerment:社会貢献・渉外活動

これらの指標を元に評価された企業のなかからゴールド、シルバー、ブロンズといった形で毎年多くの企業が表彰されています。

私も何度かチェックしたことがありますが、2019年は200社近くの企業が参加しているので、どんな企業、業界が参加しているのか知ることができます。

リンク
PRIDE指標2019レポート
work with Pride公式ウェブサイト

企業の取り組みを見る

インターネットで企業のホームページを調べてみると、何かしらの取り組みをしていれば実績欄や企業理念、募集要項での福利厚生欄にLGBTに関する記載がある場合があります。

主な取り組みとして挙げられるのは、

LGBTフレンドリーへの取り組み例
  • LGBT研修や窓口、当事者コミュニティを設置している
  • 性的指向や性自認について差別禁止規定がある
  • 福利厚生の同姓パートナー・家族への適用が可能(家族手当や社会保険の一部負担など)
  • トランスジェンダーに対しての性別適合手術休暇
  • 誰でもトイレ/オールジェンダートイレの設置
  • 性別による服装、髪型に対する厳しい規定がない

などがあります。

ただ、問題点として、日本国内だけでも膨大にある企業数の中から、一つ一つ検索してまだ少ないLGBTへの取り組みをしている企業を探すのは至難の業です。

業界、職種が定まっていない人は「LGBTフレンドリー企業」と検索すれば有名な大手企業がヒットしたり、LGBT専用の就活サイトでも見つけることができると思いますが、そうでない人(ある程度決まっている人)にとっては難しいなと思います。実際に私がそうでした。

働く人で判断する

オフィスで働く人

説明会やインターンシップ、面接で社内の雰囲気(社風)を知る

社風にもいろいろあります。

上下関係の強くないフラットな社風、自由な社風、穏やかな社風など企業によって変わりますよね。

中には体育会系で上下関係が厳しかったり、ルールが絶対の堅実な社風だったりと、働く人によって合う合わないがはっきりと分かれる企業もあるはずです。

LGBTフレンドリーで考えたとき、私の場合は性格的にもフラットで上下関係がそこまで厳しくなく、LGBTを受け入れてくれやすそうな若い世代が多い会社を中心に探していました。

そういった社内の雰囲気や状況のようなものは実際に働いている人と関わるいろんな場面でみることができると思います。

例えば

人で判断するときの場面例
  • インターンシップ
  • 会社説明会・会社訪問
  • 社員との座談会
  • 選考中の面接や社員の態度

などがあげられると思います。

一番良いのはインターンシップや座談会だと思っていて、直接社員と関わる機会があるのでどんな人たちが働いているのかがより明確にわかると思います。

場面ごとにその企業がLGBTフレンドリーか判断する要素は少し違ってきますが、私なりの見分け方として、

人がLGBTフレンドリーか判断する方法
  • 社員同士の会話の様子を観察する
  • 社員や人事からの何気ない質問などの内容から判断
  • 様子を見つつLGBT関連の質問やカミングアウトもしてみる

といった方法をとっていました。

例えば、会って間もない学生との会話の中でプライベートなことに踏み込んだ質問をしてくる社員や人事の方がたくさんいないかどうかを知るだけでも自分にとってフレンドリーか判断する要素になるはずです。

逆に、他人のプライベートを会話のネタとして話してくる社員がいれば、社外で自分のセクシュアリティを知られたくない人にとっては入社後にアウティングの危険性があると言えますよね。

私の場合、様子を見ながら職場でのマイノリティ(外国人や障がい者、LGBTも含む)に関する話題を自然な流れで会話に持ち込んでみたり、時にはカミングアウトをしてその時の人事や役員、社員の反応をみて判断していました。

あからさまに戸惑う人、「ふ~ん」みたいに気にしてないふりをしつつもすぐに話題を変える人事など反応は様々だと思います。

社員ブログ、会社の評判をチェック

インターネットには会社の評判を集めたサイトが多数存在します。

基本的には悪い点ばかりを書く人の方が多いような気がしますが、その企業で働いたことがない人にとっては大切な情報源なので参考にする分には問題ないと思います。

他にも会社が運営しているSNSや、ホームページに載ってる社員ブログ(社員インタビュー)を調べればどんな人が働いているのかを知ることができます。実際の仕事内容を知るいい機会にもなるので一石二鳥な気がします。

以下、有名な企業評判サイトのリンクです。参考にしてみてください。

「転職会議」WEBサイト
「キャリドア」WEBサイト
「会社の評判(enLighthouse)」WEBサイト

業界や職種、仕事の内容で判断する

仕事

自分にとってフレンドリーな仕事ってなんなのかを考える

私の場合、教育業界で教師として働こうと思っていた時期があります。

教師として学校で教える立場に就く場合、ゲイであることをオープンにして働くとなると生徒だけでなく同僚との関係性を考えなければいけません。

また、若い世代の子たちは比較的寛容でも、その保護者世代となると偏見や差別的な考えを持つ人はまだまだたくさんいます。

教科に重点をおいて教える塾や予備校とは違い、義務教育などの現場では精神面の教育も強く求められがちなところがあるので、セクシュアリティという点で良い考えを持ってくれない人はいるものです。

もちろん全ての教育現場がそうとは言わないですけど、そんな環境で働いていくのは精神的にもきついですよね。必ずしもオープンにして働く必要もありませんが、、、。

一方で、セクシュアリティを活かして働くことができる仕事があるのも事実だと思います。

LGBTを支援するための事業を展開している企業に就職すれば、当事者としての目線から社会のためになる仕事をすることができますよね。そういった直接的なかかわりを持つ仕事ではなくとも、今のセクシュアリティがあるからこその視点で仕事に還元できることも少なくはないと思います。

最終的には、仕事と自分のセクシュアリティを掛け合わせてみてその企業が「自分フレンドリー」かどうかを判断していく必要があると思います。

自分らしく働ける会社、納得して働ける会社選びが大切

今回、私が紹介した方法以外にも、LGBTフレンドリーな企業を見極める方法はたくさんあると思います。

特に、この記事ではゲイの私からの目線と体験を元に「自分にとってフレンドリーな会社」を見極める方法として紹介しているので、読んでいる人によって多少は企業選びの基準が変わってくるはずです。

ただ、あくまでも一つの参考として読んでくれる人の就活の助けになればいいなと思っています。

また、LGBTフレンドリー企業を見分ける方法を知って、自分らしく働ける会社に入るためにも、業界研究、企業研究はめちゃくちゃしっかりやってほしいなって思います。

当事者にとって、職場でのセクシュアリティはかなり大きな問題で人生を左右しかねないことだと思います。

だから、カミングアウトするにしてもしないにしても、自分が納得できる形で仕事ができる環境で働けるよう就活には全力で挑んでほしいなって思います。

以下、私が就活をするにあたって参考にしていたLGBT本を紹介している記事です。中にはLGBT当事者としてどのように就活していけばいいのか、就活のステップごとに丁寧に解説しているLGBT就活本もあるので、チェックしてみてください。

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