新卒ゲイ大学生が就活で直面した壁4選!カミングアウトの有無で私の就職が変わった!

カズマ

こんにちは。カズマです。→Twitterプロフィール
日本で就職活動を開始して数か月が経ちますが、やっと就活の終わりが見えてきました。
お疲れ私。

先日、Twitterにてこんなツイートをしました。

実は、新卒として就職活動をするにあたって、最初はカミングアウトをしない方針で頑張っていたのですが途中から思うところがあり、状況に応じてカミングアウトをする方針にしていました。

そんな中で、ツイートにあるような自己分析や選考での面接、企業研究に至るまで、私のセクシュアリティが原因で就活にたくさんの問題が起きました。

今回は私と同じような新卒ゲイが直面する(している)であろう就活の困難について、私が実際に経験したことをもとにシェアしたいと思います。

あくまでゲイの私からの目線で書いているので、他のLGBTに該当する人からすれば見落としている点や抜けている点が少なからずあると思います。ご了承ください。

ゲイであることをカミングアウトをする面接、しない面接での問題

カミングアウト

まず最初にぶち当たったのがこの問題です。

カミングアウトする場合としない場合に分けて考えると、

カミングアウトをしない場合の企業面接

直面した問題
  • 面接官に自分の性格や過去の経験を深堀されたときにつじつまが合わなくなる
  • 内定後もカミングアウトするかどうかで悩まないといけないことへの不安
  • 一番アピールしたいことがカミングアウトなしには語れず、不完全燃焼&不合格

ゲイであることをカミングアウトをしない前提で自己分析はちゃんとしたつもりでした。

でも、新卒の採用選考では志望理由や自己PRを面接官に聞かれどんどん深堀されていくと、どんなに取り繕っても嘘で練り上げられた回答は見抜かれてしまいます。

今の性格・人格に一番影響を与えたエピソードや、悩んできた経験を教えてください。

この質問をされたときは、自分のセクシュアリティ以外に思い浮かぶことがありませんでしたが、その時はカミングアウトをするつもりはなくうやむやに答えてしまいました。

いくら自己分析をしていても、自分の根幹にあるものに替わるようなものはなく、ましてやそこにセクシュアリティが関わってくるとなると相当な話術士でもない限りは質問をかわしたり嘘をつくのは難しいと思います。

そして、仮に内定をもらったとしても入社後にカミングアウトをするのかどうか、仮にしたとして受け入れてくれるのかどうかずっと悩み続けます。私がそうでした。。。

カミングアウトをする場合の企業面接

直面した問題
  • グループ面接でのカミングアウトと面接官、他の就活生によるアウティングのリスク
  • カミングアウト後に受け入れてくれるかどうかの大きな不安
  • 相手に知識や配慮がない場合に不適切な質問や嫌な反応をされる
  • 家からのウェブ面接時はカミングアウトできない

例えば入社後も会社の上層部のみにセクシュアリティを伝えるのであれば、グループ面接でのカミングアウトはかなりリスクが高い感じました。なぜなら他の就活生がどこかで言いふらしてしまう可能性があるからです。

私の場合、ゲイであることをカミングアウトしているのは友人の中でもほんの一握りです。

学生の発信力や拡散力は強いことや、同世代で就活をしていることを考えると横のつながりは広く、情報は一瞬で拡散されて自分の周囲の人たちの耳に入るかもしれません。

そして、仮にグループ面接の時と同じメンバーが入社した場合も、上層部以外がセクシュアリティを知っていることになるのでアウティングのリスクが高くなります。

そして、最近はウェブ面接もかなり増えてきています。家で面接を受けるとなると、家族にカミングアウトをしたくない学生の場合は聞かれる可能性がでてくるために面接官に伝えたいことを伝えられない可能性が出てきます。

ちなみに、実際に面接でカミングアウトをしたときの様子も記事にしてみたので読んでみてください。

自己分析とESに取り組むときに起きる問題

自己分析をする人
直面した問題
  • 過去に向き合うことが苦しい、難しい
  • 途中でカミングアウトの方針変更した場合の自己分析とESやり直し
  • 方針変更時に就活の軸が変わり志望企業も変わる

この記事の最初の部分に私のツイートを載せましたが、私の場合は就活の途中から面接でカミングアウトをしようという方針に変えたので、自己分析を最初からやり直しました。

というのも、最初の頃はカミングアウトをする気が全くなかったので自己分析もセクシュアリティに関することは抜いて行っていたので、面接対策のためにもう一度やり直す必要がありました。

ゲイである過去の私の気持ちや困難に向き合うのはカミングアウトしない時の自己分析よりもさらに苦しいことだったし、自分の分析をするうえで考えも変わり就活の軸も変わりました。

そうなると企業選びにも影響が出て、テンプレートとして作ったES(エントリーシート)の内容も作り直し、かなりの時間がかかりました。

LGBTフレンドリーな会社がわからない

多様性の会社
直面した問題
  • 就活の軸が変わり企業研究をやり直した
  • LGBTフレンドリーな企業の選び方がわからない

例えば私たちのようなゲイを含めるLGBT当事者の新卒の大学生は、

「セクシュアリティにとらわれず自分らしく働ける会社」

「LGBTへの取り組みをしていたり制度がある会社」

といったものを重視して就活をする人も多いと思います。

そうなると、気になるのは会社で働く社員であったり、社風といったところや評判を特に気にするようになるでしょう。

もし就活を始めるのが早く、インターンシップやOB・OG訪問をする機会がたくさんあったならある程度は企業選びも楽だったかもしれません。

ただ、私のように途中で方針変更をした場合や県外就職希望でそもそも金銭面で何度もインターンに参加することができなかった新卒ゲイの大学生にとっては大きな問題です。残されるのは社員インタビューやブログ、評判だけをあてにしてあとは面接でイメージをつかむ努力をするのみです。

たしかに、例えばLGBT当事者のための制度が整っている会社や公的に取り組みをしている会社なら判断基準にはできますが、そういう会社の絶対数は少なくて業界や業種をしぼってしまえばもはや見つけるのは至難の業です。

私も比較的に社会の変化に柔軟で性に寛容な若い世代も多いIT業界に絞って就活をしていましたが2社程度しか見つけることはできませんでした。

ゲイの私らしい見た目や服装が認められない問題

自分らしさを表現

これは私のTwitterの固定ツイートです。

直面した問題
  • スーツや靴まで指定してくる服装見た目統一主義の日本文化
  • 髪の毛は短くロン毛NGでヒゲはきれいに剃りあげる見た目統一主義の日本文化

私のプロフィールにも名前にもありますが、私は自分の顔にヒゲがあることに多少のアイデンティティに似たものを感じています。ふざけてませんよ。本気で言っています。

服装やカバンの種類、髪型やヒゲにまで細かくマナーを作ろうとする日本文化。

個人を表現する手段としてそういった要素はとても大事だと私は思っていますし、だからこそ私はヒゲを整えて自分らしさっていうのを表現したいと思っています。

実際にある企業の最終選考では、役員の方に私のヒゲのことをもとにこういった見た目や服装の問題について話をしましたが、理解は示してくれたものの取引先やお客様にはよく思わない方が未だにたくさんいるとの事でした。

ちなみに、その時の選考面接はヒゲを生やして整えた状態で役員の方と話しました。最終的に注意を受けましたけど。。。

「多様性」「多様性」「多様性」とよく聞くようになってきた世の中ですが、新卒ゲイの大学生として就活をしてて感じたのは、社会はまだLGBTのような「性の多様性」には優しくないんだなってことでした。

「性の多様性」に関しては、実際に企業がどれだけLGBT採用に力を入れているのか調べた記事と、直接的に性の多様性の事を質問した時のことをまとめた記事があるので読んでみてくださいな。↓

まとめ

セクシュアリティが原因で就活に問題が起きるのは不公平ですよね。

上記で紹介できなかったところでも、例えば大学でのキャリアアドバイザーとの面接対策とか、いろんな場面でカミングアウトをする必要がありました。

私が思っていたよりもカミングアウトをして就活をすることにはかなりのリスクが伴うし、ただでさえ数十社と受ける就活でカミングアウトとなれば精神が極限まで削られる人もいるんじゃないかなって最近は思います。

そのせいで将来のキャリアに悪影響が。なんてことも正直な話、今の日本社会では日常茶飯事なのかなって思います。

セクシュアリティに関係なく、誰もが自分らしく働ける社会がくるのはまだ先なのかなって思います。

でも、そんな中でも自分なりに工夫して乗り切っている人はいます。次はこの記事であげた問題に私がどうアプローチしたのか、したほうがよかったのかを記事にしてシェアしたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。